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入館料:無料
質商を営んでいた坂倉家の母屋と土蔵からなり、約200年前の江戸期の建物である。
母屋には格子のくぐり戸で出来た入口、幅5寸(約15cm)高さ1尺3寸(約40cm)の鍵の手にまわる框(かまち)、土蔵に続く珍しいつくりの座敷、千本格子の取り外し自由な障子などの特徴がみられる。
土蔵には、ねずみ返しのある入口、床に造られた二つの空気孔、すべり止めのある急傾斜の階段、松の一本通しの梁、垂木、井筒屋の井をかたどった瓦、鬼瓦のある重厚な屋根、内雨戸式など貴重な造りが当時のままで現存している。
建物の中には、歴史資料や本市ゆかりの芸術家の作品などを展示している。