栃木市指定有形民俗文化財
「泉町の山車 諫鼓鶏」復元プロジェクトに向けたクラウドファンディング始動
~150年を翔ける「諫鼓鶏(かんこどり)」を次世代へ~
みなさん、栃木市で隔年開催している「とちぎ秋まつり」の山車巡行に登場する江戸型人形山車を全てご存じでしょうか。
栃木県指定の「とちぎの山車」6台と栃木市指定の山車3台があり、豪華な彫刻が施された高欄や幕で彩られた山車の一番上に、三国志の劉備玄徳(りゅうびげんとく)や日本神話の日本武尊(やまとたけるのみこと)などの人形が、吉祥・徳・忠義・武勇などの象徴として乗っており、小気味よいリズミカルなお囃子とともに巡行する姿は圧巻です。
英雄や人の姿をした神様の人形のなか、「諫鼓鶏(かんこどり)」は唯一、鶏の姿です。
この鶏は古代中国の伝説に由来する『天下泰平』の象徴であり、山車の制作は江戸末期あるいは明治初期と考えられ、100年以上経過している大変貴重なものです。
所有者の泉町自治会にとって「宝」である「諫鼓鶏」は大切に継承されてきましたが、人形部分の「諫鼓鶏」の経年劣化と使用による劣化がかなり進み、本格的な修理を必要とする状態です。
修理は制作当初の状態に近づける復元を目指しており、2年かけて実施する大がかりなものです。泉町自治会の力だけでは困難であり、様々な方の応援をいただければとクラウドファンディングに挑戦することとなりました。
★「泉町の宝」=「栃木市の宝」を次世代へつなぐための本格的修理とクラウドファンディングへの挑戦
修理は鹿沼市の彫工師、黒崎孝雄氏と文星芸術大学総合造形専攻の先生・学生とがタッグを組んで行います。
泉町で保管していた制作当初に近いものと考えられる「尾羽根」を黒崎氏が調査したところ、構造、使用されている材料、修理の痕跡等が明らかになってきました。貴重な文化財である「諫鼓鶏」について、修理を通して歴史も解明しながら進めたいという泉町の熱い思いが込められている一大プロジェクトです。
クラウドファンディング挑戦にあたり、県の“とちぎの文化財を支えるしくみづくり事業”によるアドバイザーを派遣していただき、準備をしてきました。
「泉町プロジェクトページ」で詳細を掲載しています。
ご覧いただければ幸いです。
泉町プロジェクトページ(リンク)https://readyfor.jp/projects/izumi-kanko
ちらし_諫鼓鶏を次世代へ(PDF)
ちらし_令和8年とちぎ秋まつり(表)(PDF)
ちらし_令和8年とちぎ秋まつり(裏)(PDF)
参考_令和6年とちぎ秋まつり特設サイト(リンク)
https://www.tochigi-kankou.or.jp/akimatsuri
【画像①】とちぎの蔵の町並みを巡行する諌鼓
【画像②】蔵の町並みを翔ける諌鼓鶏
【画像③】泉町で大切に継承されてきた諫鼓鶏
【画像④】保管されていた古い尾羽根
【画像⑤】修理前の調査 1年目は尾羽根を修理します
【画像⑥】修理前の調査 尾羽根に元々ある番号を確認し識別用ラベルをつけます
【画像⑦】修理前の調査 尾羽根を1本ずつ取り外します
【画像⑧】修理前の調査 黒崎氏と文星芸大総合造形専攻の先生・学生さんたちに修理をしていただきます
【画像⑨】修理前の調査 取り外した尾羽根
【画像➉】修理前の調査 尾羽根を取り外された諫鼓鶏
【画像⑪】修理前の調査 尾羽根の修理が終わるまで待つ諫鼓鶏
【画像⑫】(文星芸大提供) 修理前の調査 尾羽根の構造等調査しながら修理は順調に進んでいます
【画像⑬】過去のとちぎ秋まつりの山車巡行の様子(左から「諫鼓鶏」(泉町)、「張飛翼徳」(万町三丁目)、「関羽雲長」(万町二丁目)、「劉備玄徳」(万町一丁目))令和8年度の秋まつりでは、尾羽根が復活します
